碧南市藤井達吉現代美術館 企画展

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飾り生誕130年 彫刻家・高村光太郎展

 

展覧会名

生誕130年 彫刻家・高村光太郎展

会期

平成25(2013)年 11月1日(金)から

平成25(2013)年 12月15日(日)まで

観覧時間

10:00-18:00

※11月9日(土)は21時までの夜間特別開館

休館日

月曜日(ただし11月4日は開館し、翌11月5日は休館)

観覧料

一般700(560)円
高校・大学生500(400)円

小・中学生300(240)円
※()は20名以上の団体

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図録

※完売しました。

                

 

 高村光太郎(1883-1956)は、江戸末期から明治期に活躍した木彫家・高村光雲(1852-1934)の長男として東京・下谷に生まれ、幼い頃より後継者としての修練を与えられました。父から江戸時代そのままの指導方法によって木彫の基礎を学んだ光太郎は東京美術学校で木彫の他に彫塑を学び、卒業後アメリカそしてフランスに留学します。

 帰国後の光太郎の活動は、彫刻よりも文筆活動によって広く知られるようになります。日本最初のポスト印象派宣言とも、あるいはフォーヴィズムの先駆とも評される「緑色の太陽」(1910)に代表される評論、『道程』(1914)、『智恵子抄』(1941)などの詩業、そして『ロダンの言葉』(1916)といった翻訳は、芸術家である彼の存在を印象付けました。

 その一方で光太郎は、彫刻の制作とその発表については慎重であり続けました。残念なことに1945年の空襲によって彼のアトリエは被災し、多くの彫刻作品がうしなわれ、彫刻家としてのあゆみは全体像が見えにくいものとなってしまいました。そして、疎開による環境の変化は、彫刻を制作する機会の妨げとなりました。しかし彫刻家の没後、戦災を免れた作品によって直ちに遺作展が開催され、今日に至るまで数多くの展覧会で彼の彫刻は近代日本を代表する作品として取り上げられています。

 生誕130年の節目を迎えて開催される今回の展覧会では、光太郎の原点ともいえる木彫作品をはしめ、彼が参照したオーギュスト・ロダン(1840-1917)や同時代の荻原守衛(1879-1910)、佐藤朝山(1888-1963)などによる作品と、妻・智恵子(1886-1938)が制作した紙絵をあわせて展示します。本展が光太郎の彫刻作品を見直すきっかけとなるとともに、今日活発化している近代日本彫刻をめぐる研究のさらなる発展の機会となることを願います。

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