碧南市藤井達吉現代美術館 藤井達吉について

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飾り 講演録「藤井達吉の芸術」【1】

愛知県美術館企画普及課長(講演時) 木本 文平氏

 本日は、設立おめでとうございます。私は愛知県美術館学芸課で企画担当しております木本と申します。愛知県美術館では、私、旧館時代から藤井達吉先生については勉強させて頂いておりまして、新館では、藤井達吉・杉本健吉・筧忠治とか、そして昨今お亡くなりになられましたけれども、現代美術の久野真先生とか、どうも高齢者担当の学芸員と、私は、仲間の若手学芸員から言われておりましたが、最近では天折の画家前田寛治展を担当いたしまして必ずしもそんな風じゃないんですが・・・藤井達吉の作品を旧館時代から新館と沢山見させて頂きまして、そして勉強もさせて頂きました。  さて、私が旧愛知県美術館に勤めたとき、1460点の藤井コレクションがありました。実際は枝番号を入れますともっと点数は多く2000点近くの数字になると思いますが、実際のところそのような膨大な作品が所蔵されているとは、夢にも思いませんでした。当時は、若気の至りというところもございまして、藤井さんとその作品群に対しては、逆にむしろ拒否したそういう立場だったんです。拒否していたと言いますと、これはもう行政関係の方のおみえの前で、適切な表現ではないと思われますが、あまりにもトップダウンというような形で藤井さんをあがめた。そして、県の美術館の方で藤井さんを世話することが、県の美術館のお役人にとっては出世のコースだ。そんなような風潮がありましたもんですから、面倒見るとご苦労さんということで昇格して行くというそんなような風潮がありまして、私も若かったんでしょうね。何だこの野郎とか言って、逆に反発を起こしたんですけれども・・・。そうする中、数多くの作品を見て行くことによって、実は藤井さんというのは、これちょっとなかなかなもんだなあと、思うようになってきたわけです。 <以下次の頁へ続く>

碧南芸術文化振興会設立総会記念講演(講演者:木本 文平氏、期日:平成13年2月)
(『碧南藤井達吉芸術文化現代』第1号〜第3号を補訂)

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