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碧南市

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市長のC・Sメッセージ

平成25年3月1日 平成25年度市政方針と平成24年3月末の財政状況

 市民の皆様、3月になりましたが、まだまだ寒い日も多く、体調管理に十分ご留意下さい。新年度に向けて、何かと忙しい毎日をお送りのことと思います。より一層のご活躍を祈念申し上げます。
 平成25年度の予算を決定する3月議会が始まりました。まず、そこで発表しました市政方針を以下にお知らせ致します。

平成25年度 施政方針

 始めに
 平成25年第1回碧南市市議会定例会の開催に当たり、平成25年度の施政方針並びに予算の趣旨を申し上げ、議員の皆様をはじめ市民の皆様のご理解、ご協力を賜りたいと存じます。
 昨年4月29日から市政2期目のスタートとなりました。1期目につきましては、議員の皆様と多くの市民の皆様の支えにより一定の成果を挙げられたことと改めて感謝申し上げる次第でございます。
 さて、昨年9月に、将来に渡り持続可能な財政運営への転換を図るため、「財政再スタート宣言」を行うとともに、高いレベルにある行政サービスなど経常事業等の見直しを行っています。これらの行財政改革を通じ、引き続き市民の皆様の期待に応えるべく、最大の市民満足度とコストパフォーマンスを追求するとともに、「世界に誇る碧南市を目指して」をテーマとし、マニフェストに掲げております7つの約束と第5次碧南市総合計画に従い、全力で取り組んでまいる所存でございます。

 碧南市をとりまく社会経済環境
 我が国の社会経済動向は、昨年12月に行われた衆議院議員総選挙による政権交代により、2%の物価上昇率を目標としたデフレ脱却や日本経済再生に向けた緊急経済対策への期待感から株安・円高基調から反転する流れが形成されつつあります。しかしながら、海外経済の下振れ、米国の財政問題、為替の動向、あるいはTPPを始めとする近隣諸国間の経済環境に対する不安定要因などの景気下振れリスクについて、まだまだ予断を許さない状況となっています。
 また、昨年8月に「社会保障と税の一体改革関連案」が参議院で可決され、成立しました。これには、社会保障の充実や財源の確保による将来不安の払拭と新たな雇用の創出など、生産人口の減少等による諸問題を克服し、経済成長に寄与していくことが期待されています。
 しかし、「社会保障と税の一体改革関連法案」の中核である消費税引き上げは、地域経済に与える影響も非常に大きく、今後、税制を含む制度設計を注視してゆく必要があると認識しております。引き続き国の緊急経済対策や社会経済動向全般を見極めながら、本市のまちづくりを推進してまいりたいと考えております。

 税収に対応できる財政構造の確立
 本市の財政運営については、歳入面では臨海部における法人市民税や固定資産税などの豊かな財源に支えられて財政運営を行ってまいりましたが、現在の社会情勢を考慮しますと、グローバル化の伸展により複雑に影響し合う経済事情から、歳入に期待することに対し慎重にならざるを得ません。 
 一方、歳出面では、行財政戦略プラン等により歳出削減を進めてまいりましたが、財政調整基金残高の枯渇も著しく、緊急的な財政需要に対応するには困難な状況となっております。
 将来的な財政需要では、地震・津波対策や老朽化した公共施設の大規模修繕など、安心・安全に関する施策について、市民の命を守るという意識のもと計画的に推進する必要があると考えております。
 また、国家予算のみならず本市歳出予算についても社会保障費の伸びが著しく、今後もさらなる伸びが推測されるため、福祉施策については国、県および近隣市との連携を図り、的確に予算対応を行うことも必要であると考えております。
 さらに、経済対策や雇用対策などの産業基盤充実施策についても、国、県とともに効果的かつ積極的に取り組むことが重要であると考えております。
 現在の財政事情を踏まえ、これらの将来的な財政需要に対応するためには「税収に対応できる財政構造の確立」すなわち、財政調整基金に依存しない持続可能な財務体質への転換が急務であります。引き続き歳入歳出両面での見直しを図り、新たな財政需要への対応や政策経費を確保することで責任を果たしてまいりたいと考えております。

 平成25年度予算編成
 平成25年度当初予算につきましては、「財政再スタート宣言」に基づき、今まで行ってきた高いレベルにある行政サービスについて再点検を行うとともに、県下標準レベルへの改革を推し進める予算編成となっております。
 まず、歳入面では、保育料の改定などにより受益者負担の見直しや広告収入など新たな収入源の確保を行ってまいります。その他、滞納者に対する対応強化策として、滞納初期における債権回収や納付指導により収入未済額縮減を図るとともに組織強化により徴収率の向上に努めてまいります。
 一方、歳出面では、新築住宅建設等促進補助金を始めとする各種補助金や福祉、医療にかかる費用のうち高いレベルにある行政サービスについての見直しを行っています。また、元気ッス!へきなん実施事業などのイベント等の見直しにつきましても、市民の自主性を尊重し、費用の精査を行いました。
 さらに、実施計画と予算編成との連携を強化することにより、長期的視点に立ち、緊急性や重要性を見極めながら、限られた予算で最大限の市民満足度と費用対効果を追求し、その財源を社会資本整備や社会保障など必要な事業へ重点配分してまいりました。
 歳入の根幹をなす市税につきましては、総額で156億4千万円余、平成24年度当初予算に対し、金額にして1千万円余の減、率にして0.1%の減と見込み、市税ピーク時の平成19年度市税収入から比較すると実に67億7千万円余の減収見込となります。
 市税収入のうち、個人市民税は44億6千万円余、前年度当初予算に対し、金額にして2億9千万円余の増、率にして7.1%の増と見込んでおります。これは、国内消費の改善による個人所得の伸びを見込むものであります。
 次に、固定資産税は87億円余、前年度当初予算に対し、金額にして3億3千万円余の減、率にして3.7%の減と見込んでおります。これは、エネルギー関連企業等における大規模償却資産の減少分を見込むものであります。
 なお、事業推進のための財源不足分につきましては、財政調整基金を始め、その他基金の計画的な活用を行うとともに適債事業に関しては将来的な財政負担を考慮し、最大限の活用を行っております。これらに加え、市税収入の減少を見込む中、財政力指数も1を割り込むとの想定から普通交付税収入を昭和53年度以来見込んでいるところであります。

 主要な施策
 それでは、平成25年度の主要な施策等につきまして、マニフェストである7つの約束に沿って、主要な事業を中心にして申し上げます。

 1つ目は、
「安心・安全」であります。
 市民の安心・安全の確保に向けて、健やかに暮らせる環境の整備を図るための施策であります。
 まず、防災施策では、防災費臨時事業としまして、国および県の東海地震、東南海地震、南海地震等の連動発生を想定した新たな被害予測調査を受け、東日本大震災の課題を踏まえた各種防災関係計画やハザードマップの見直しを行ってまいります。加えて、石油貯蔵施設立地対策交付金充当経費において緊急車両の購入を行うなど、災害時に備えた対策を行ってまいります。
 また、防災情報メールサービス事業としまして、災害発生予測時や発生時において、市民への災害情報や防災情報を迅速にメールにより情報伝達を引き続き行ってまいります。
 さらに、災害備蓄品整備事業では、アルファ米、クラッカー、飲料水などの備蓄物資の計画的な更新を行うとともに避難所における要援護者用の間仕切りや仮設トイレを購入してまいります。
 次に、環境保全施策では、再生可能エネルギーの推進に寄与するため、太陽光発電のための行政財産の貸付を実施いたします。これにより、自然エネルギーの補充促進のみならず、新たな歳入確保を行うものであります。
 さらに、住宅用太陽光発電設置費補助事業としまして、個人住宅における太陽光発電の設置に対する補助を引き続き行ってまいります。
 次に、交通安全施策では、市道権現線整備事業としまして、通学児童を始めとする歩行者の安全確保、交通の円滑化を図るため、引き続き用地取得を進めるとともに工事に着手してまいります。
 都市基盤整備に関する施策では、長田橋橋梁改修事業として老朽化した市道長田橋柿池線に架かる長田橋の架け替えに着手してまいります。
 また、公園緑地事業としまして、既存公園の維持管理を行うとともに、街区公園整備事業としまして、権現公園の実施設計を行ってまいります。
 公園施設長寿命化対策事業として、安心・安全に利用できる公園とするため現状把握を行い、長寿命化計画を策定することで公園施設の計画的な維持管理を推進してまいります。
 さらに、名鉄跡地緑地整備事業として、防災面に配慮した緑道や公園整備による交流空間の形成を引き続き進め、実施設計に着手してまいります。
 また、中田川ポンプ場築造事業としまして、西端地区中田川排水区の浸水被害対策として、雨水ポンプ場の建設工事を引き続き行ってまいります。
 次に、施設の安全対策施策では、鷲塚小学校改築事業としまして、耐震のための建設工事・外構工事を行ってまいります。また、避難所となる市内小・中学校体育館の地震対策窓ガラス飛散防止工事を行い、巨大地震に対する児童・生徒の安全確保を図ってまいります。
 文化会館中央公民館費臨時事業におきましては、防火ダンパー修繕工事を行い、火災による延焼の防止対策を行います。保育園や幼稚園を始め、その他社会教育施設等につきましても、緊急性、安全性に配慮し最大限の安全対策を実施してまいります。
 次に、市民病院につきましては、平成24年2月に改定された碧南市民病院改革プランに基づき、「温かな心のこもった医療」の提供を基本理念として、地域に信頼される病院を目指します。また、地域における中核病院として、市民病院の果たすべき役割を認識するとともに、平成26年度完全黒字化に向け経営の効率化を目指し一層の努力をしてまいります。

 2つ目は、
「福祉」であります。
 地域福祉のため、市民と行政が協働で支え合うまちを推進するための施策であります。
 まず、障害者福祉施策では、社会福祉施設整備費補助事業としまして、社会福祉法人が整備する生活介護等施設の建設費補助を新たに行ってまいります。
 また、障害者自立支援法に基づき、18歳未満の子どもを対象とした障害を軽減するための医療費給付を行う身体障害者育成医療事業を権限委譲により実施してまいります。
 次に、(仮称)福祉センター建設事業につきましては、引き続き建設工事を進めてまいります。これにより、平成26年4月の開館を予定するものであります。
 次に、子育て家庭支援施策では、母子自立支援プログラム策定給付事業として、母子家庭に対する給付を行うことで一層の自立支援を促してまいります。
 また、未熟児養育医療給付事業といたしまして、母子保健法に基づき未熟児に対する医療費等助成を権限委譲により実施してまいります。
 次に、高齢者福祉施策では、高齢者世話付住宅等生活援助員派遣事業として、県営鷲塚住宅に設置されるシルバーハウジングに生活援助員を配置してまいります。
 また、碧南市高齢者ほっとプラン策定事業といたしまして、次期ほっとプラン策定のため、日常生活圏域ニーズアンケートを実施し、高齢者を取り巻く生活環境について認識を深めるとともに、実態把握を行ってまいります。
 さらに、市営宮下住宅建替事業では、老朽化した宮下住宅の改築のため、基本設計に着手をしてまいります。
 次に、保健衛生施策では、新たに高齢者肺炎球菌ワクチン接種助成事業としまして、後期高齢者に対し肺炎球菌ワクチン予防接種費用の助成を行うことで健康増進を図ってまいります。
 また、妊婦・乳児健康診査事業としまして、出産祝金廃止に伴い、より事業効果の高い産後健康診査を行うことで安心して子ども産める体制への転換を行ってまいります。
 さらに、保健推進費臨時事業としまして、生活習慣病予防健診で使用するX線撮影装置等の老朽化に伴い、医療機器の更新を行うことで健診精度の向上を図ってまいります。

 3つ目は、
「教育・文化・スポーツ」であります。
 あらゆる世代の市民の活力が、楽しく活気ある市政の基礎となります。学校教育はもちろん、文化・スポーツなどの生涯学習を通じて、様々な分野の人材育成を目指す施策であります。
 まず、学校教育施策では、心の教育の一層の充実を図るため、各小中学校に相談員の配置や将来教員を目指している大学生を「ハートフレンド」として引き続き配置してまいります。これにより、悩みやストレスからの解消や不登校やいじめ等の減少を図ってまいります。さらに、不登校対策として適応指導教室の設置、特別な支援が必要な子どもの指導には「スクールアシスタント」を配置するなど個に応じた指導を実施してまいります。
 また、児童生徒の基礎的・基本的な知識・技能の確実な定着と活用力の向上を図るため、小学校1・2年生を対象に1クラスの人数が30人を超える学校については、少人数指導対応非常勤講師を1名ずつ引き続き配置してまいります。
 次に、生涯学習施策では、第2次碧南市生涯学習推進計画に基づきまして、「育む生涯学習」、「活かす生涯学習」、「結ぶ生涯学習」を基本目標として、市民が「いつでも どこでも 気軽に」学ぶことができ、その成果を地域社会の中で活かし、人と人がつながることによって地域を活性化させる諸施策を実施してまいります。
 次に、スポーツ振興施策では、碧南市スポーツ振興計画に基づき、市民が主体的、継続的にスポーツに親しむことで健康づくりに取り組む姿勢を養うことや生涯スポーツ実践のための環境整備を基本理念とし、成人の週一回スポーツ実施率50%を目標とした諸施策を実施してまいります。
 また、碧南緑地整備事業としましては、少年サッカー場の周囲に防球及び管理用ネットを設置してまいります。
 芸術文化ホール及び市民図書館では、開館20周年を迎えるため魅力ある記念事業を開催してまいります。また、水族館・科学館では、国立科学博物館協賛イベント事業として「教員のための博物館の日」を開催し、開館5周年を迎える藤井達吉現代美術館では、「エミール・クラウスとべルギーの印象派展」等の魅力的な企画展を開催することにより各施設のPR及び利用促進に努めてまいります。

 4つ目は、
「産業基盤の充実」であります。
 地元の商工業・農業・水産業など産業振興と都市基盤の整備を通じて、地域全体が活性化し、元気のある碧南市を目指すものであります。
 まず、商工業振興施策では、経営の合理化や設備の近代化等のための融資を受けた中小企業者に対して、信用保証料補助、利子補給、償却資産新規取得補助等を引き続き行ってまいります。また、昨年度実施いたしました産業経済視察団派遣事業につきましても、経済のグローバル化に対応するため継続して派遣の支援を行ってまいります。
 技能五輪・アビリンピックあいち大会2014開催事業としましては、平成26年度県内にて行われる技能五輪全国大会の競技会場の一部が臨海体育館となるため、円滑な運営のための準備を行ってまいります。
 商店・商店街活性化支援事業としまして、魅力ある商店街づくりと商業の活性化を図るため、碧南商工会議所と商店街等が連携して行っております一店逸品運動、花かざり運動、農商工連携促進事業等、引き続き支援してまいります。
 また、新築住宅建設等促進補助事業としましては、昨年度に住宅を新築または新築住宅を取得された方に対し、従来の補助率を見直した上、引き続き費用の一部を補助してまいります。
 次に、農地保全施策では、農業振興地域整備計画基礎資料作成事業として、平成26年度に予定します農業振興地域整備計画見直しのための農用地実態調査等を実施してまいります。
 また、県営かんがい排水事業(碧南用水)としまして、農業用水の安定供給と維持管理の軽減を図るため、老朽化した農業幹線用水路の改修に着手してまいります。
 次に、都市基盤整備に関する施策では、国道247号浜町取付市道整備事業としまして、碧インターの渋滞緩和や臨海部6号地との道路ネットワークの強化を図るため、浜町交差点改良工事を実施してまいります。また、碧南伊勢土地区画整理事業補助事業としまして、健全な市街地形成と公共施設の整備促進のため、碧南伊勢土地区画整理組合への補助を行ってまいります。
 計画的に整備しております公共下水道事業としまして、新川第2処理分区、西山第4処理分区、大浜権現処理分区、鷲塚第2処理分区の28.3ヘクタールを汚水対策として整備してまいります。

 5つ目は、
「行財政改革」であります。
 地方自治体を取り巻く財政状況は依然として、非常に厳しい局面となっております。現在の経済情勢等を十分踏まえ、適切に対応するための施策であります。
 今後も、市民の安心・安全の確保や少子高齢化対策、地域経済の活性化などの増大する自治体としての役割に対して、的確に対応するため、行財政改革を継続して行ってまいります。
 また、歳入確保および見直しに関しましては、新たな広告料収入としまして、くるくるバスの広告収入や燃やすことのできるごみ袋の広告収入を計上しております。また、使用料・手数料などの見直しとしまして、保育園保育料や使用料、ごみ処理手数料、無我苑呈茶料の見直しを行い、収入増を見込むものであります。これらに加え、市有地普通財産の売却も引き続き行ってまいります。
 次に、人事管理施策では、C・S向上研修実施事業としまして、市民満足度を向上させるための引き続き各種研修を強化してまいります。
 また、円滑な行政サービスを展開していくために、必要不可欠となっているコンピューターシステム関連経費として、職員用・教員用パソコンの入れ替えを行うことで、情報機密保護などのリスクマネジメントを含む効率的な行政運営を図ってまいります。
 さらに、公金における納付者の利便性向上のため、市税ならびに水道料金・下水道使用料のコンビニ収納を4月より実施してまいります。

 6つ目は、
「協働社会の構築」であります。
 市民および行政が、それぞれの役割と責務を果たし、地域で人と人がつながることにより、生きがいや幸せを感じることのできる社会の実現を目指すものであります。
 まず、市民協働推進事業としまして、日進地区をモデルとして地域住民が主体となって地域の課題を解決していくために、自分たちの住む地域の将来をどうしたいのか、そのためには何をし、どんな人がかかわり、どんな仕組みが必要か、などについて議論が交わされております。今後は、各地区においても、まちづくりに関する講演会を開催する等、地域の課題を地域住民が自ら解決する組織の設置について、考える機会を設けてまいります。
 さらに、ボランティア活動推進事業として、ボランティアサポートプラザを活用し、市民ボランティアの育成ならびに活動支援のみならず、人材バンクの設置、市民活動等に関する情報の収集・発信の強化を図ってまいります。
 地域内連携まちおこし事業費補助事業としましては、まちに愛着と誇りを持ち、地域住民が主体となる創意工夫にあふれたまちづくり事業への補助を引き続き行ってまいります。
 市民が主体となって開催しております「元気ッス!へきなん」、「大浜てらまちウォーキング」および「きらきらウォーク」につきましても、実施主体である実行委員会等と行政が、それぞれの役割と責務を果たしながら、市民の活力が最大限に引き出せるよう、引き続き支援してまいります。

 7つ目は、
「発信力の強化」であります。
 開かれた行政を目指し、市政に関する情報をできるだけ多く、できるだけ分かりやすい形で、情報提供に努めることで市民サービスの向上を目指してまいります。
 また、昨年度から行っております市政動画配信をはじめ、広報へきなんやホームページの充実に努めるとともに多方面への情報配信を行うなど各種媒体への発信力を強化してまいります。
 さらに、地元文化財や郷土の歴史などを紹介する歴史系企画展開催事業や中部圏では唯一の開催となる哲学たいけん村無我苑名誉村長である梅原猛氏原作スーパー能「世阿弥」の公演を予定しております。これらのイベントを通じて、碧南市を広く発信してまいります。
 以上、平成25年度の主な施策等につきまして申し述べました。

 最後に
 今後も一層厳しい財政運営となることが推測されますが、第5次碧南市総合計画のテーマであり、「ひとのわで 楽しさつくる みなとまち へきなん」の実現に向けて、あらゆる市有資産の有効的・積極的活用を追求してまいります。  
 そして、行政課題の解決と施政運営の責務を果たすため、職員一丸となって取り組んでゆくことを決意表明し、私の施政方針といたします。



 次に、この度、愛知県市長会が、平成24年3月31日現在の各市の財政状況に関する資料を発表しましたので、それに基づいて碧南市の財政状況について、検証してみます。
 平成20年秋のリーマンショック以来、碧南市の市税収入は、4年連続大変少ない状態となっています。私が、市長となったのは、平成20年4月ですので、最初の年から、税収がピークと比較して40?50億円少ない状態で市政運営をしています。
 行財政改革を行いながら、どうしても足らない場合は、市債(借金)を増やしたり、貯金を取り崩したりしながら、やりくりをしてきました。1年ほど前の数字ですが、愛知県各市との比較の中でどんな状態になっているのでしょうか。

 次に示す表から分かるように、平成24年3月末時点で、碧南市は、愛知県下37市中、市民一人当たりの市債(借入金)残高については、12.9万円で、少ない方から5番目(23年3月末は4番目)、市民一人当たりの財政調整基金(使用目的が決まっておらず自由に使うことができる貯金)残高は4.8万円で、多いほうから8番目(23年3月末は3番目)、財政力指数(人口規模に対応する平均的歳出規模に対する実際の税収の割合)過去3年平均については、1.23で、高い方から6番目(23年3月末は3番目)であり、いずれも良好ではありますが、順位は大きく下がっています。

平成24年4月31日現在、人口については、平成22年10月1日現在の国勢調査より

市名 人口 市債残高
(百万円)
市民一人当り
市債残高
(万円)
前項の
順位
財政調整
基金残高
(百万円)
市民一人当り
財政調整基金
残高(万円)
前項の
順位
財政力指数
(3年平均値)
前項の
順位
安城 178,691 19,775 11.1 1 4,113 2.3 24 1.23 7
大府 85,249 9,478 11.1 2 4,354 5.11 5 1.15 8
小牧 147,132 17,238 11.7 3 7,097 4.82 7 1.24 5
刈谷 145,781 18,723 12.8 4 9,679 6.64 4 1.28 4
碧南 72,018 9,268 12.9 5 3,453 4.79 8 1.23 6
知多 84,768 14,693 17.3 6 1,261 1.49 34 1.02 16
瀬戸 132,224 23,882 18.1 7 2,842 2.15 27 0.88 29
岡崎 372,357 67,580 18.1 8 12,273 3.3 15 1.03 13
豊明 69,745 12,695 18.2 9 1,195 1.71 32 0.93 27
東海 107,690 20,152 18.7 10 4,021 3.73 14 1.35 2
日進 84,237 16,005 19 11 1,701 2.02 31 1.07 9
北名古屋 81,571 16,703 20.5 12 1,725 2.11 28 1 21
豊田 421,487 89,623 21.3 13 18,700 4.44 10 1.3 3
あま 86,714 18,501 21.3 14 3,569 4.12 12 0.81 33
尾張旭 81,140 17,632 21.7 15 1,747 2.15 26 0.94 25
一宮 378,566 82,677 21.8 16 2,903 0.77 36 0.83 32
みよし 60,098 13,182 21.9 17 3,999 6.65 3 1.32 1
知立 68,398 15,271 22.3 18 1,941 2.84 17 1.06 10
江南 99,730 22,272 22.3 19 2,196 2.2 25 0.84 31
弥富 43,272 9,671 22.3 20 2,150 4.97 6 1.02 15
高浜 44,027 9,909 22.5 21 1,138 2.58 21 1.03 12
犬山 75,198 17,683 23.5 22 2,317 3.08 16 0.94 24
津島 65,258 15,395 23.6 23 1,705 2.61 20 0.75 35
半田 118,828 28,151 23.7 24 3,044 2.56 22 1 19
岩倉 47,340 11,740 24.8 25 964 2.04 30 0.81 34
西尾 165,298 41,082 24.9 26 6,299 3.81 13 0.97 22
清須 65,757 17,153 26.1 27 1,766 2.69 18 1 20
春日井 305,569 81,265 26.6 28 5,234 1.71 33 1.01 17
稲沢 136,442 38,040 27.9 29 2,813 2.06 29 0.93 26
豊橋 376,665 107,205 28.5 30 9,060 2.41 23 0.96 23
豊川 181,928 59,091 32.5 31 8,277 4.55 9 0.91 28
愛西 64,978 21,283 32.8 32 5,345 8.23 2 0.7 36
蒲郡 82,249 29,924 36.4 33 2,205 2.68 19 0.86 30
常滑 54,858 22,782 41.5 34 700 1.28 35 1.02 14
田原 64,119 27,134 42.3 35 5,517 8.6 1 1.05 11
新城 49,864 21,913 43.9 36 2,070 4.15 11 0.6 37
名古屋 2,263,894 1,710,682 75.6 37 13,845 0.61 37 1.01 18



 また、次の表のように、西三河9市の中では、碧南市は、市民一人当たりの市債残高については、少ない方から3番目(23年3月末は2番目)、市民一人当たりの財政調整基金残高は多いほうから3番目(23年3月末は1番目)、財政力指数は高い方から4番目(23年3月末は3番目)であり、いずれも順位を下げています。なお、西三河9市平均の市民一人当たりの市債残高18.6万円並まで、市債を借りることに同意が得られるなら、、碧南市は、(18.6万円−12.9万円)×72018人=41.1億円、あと約41億円借金する余裕があるという見方もできます。(実際には、市が借り入れを行う場合は、国の許可がいるので、理屈通りにはいきませんが)
 また、愛知県37市平均の市民一人当たりの市債残高39.6万円までには、碧南市は、(39.6万円−12.9万円)×72018人=192.3億円、約192億円借り入れを起こせる余裕があるということになります。

平成24年4月31日現在、人口については、平成22年10月1日現在の国勢調査より

市名 人口 市債残高
(百万円)
市民一人当り
市債残高
(万円)
前項の
順位
財政調整
基金残高
(百万円)
市民一人当り
財政調整基金
残高(万円)
前項の
順位
財政力指数
(3年平均値)
前項の
順位
安城 178,691 19,775 11.1 1 4,113 2.3 9 1.23 4
刈谷 145,781 18,723 12.8 2 9,679 6.64 2 1.28 3
碧南 72,018 9,268 12.9 3 3,453 4.79 3 1.23 4
岡崎 372,357 67,580 18.1 4 12,273 3.3 6 1.03 7
豊田 421,487 89,623 21.3 5 18,700 4.44 4 1.3 2
みよし 60,098 13,182 21.9 6 3,999 6.65 1 1.32 1
知立 68,398 15,271 22.3 7 1,941 2.84 7 1.06 6
高浜 44,027 9,909 22.5 8 1,138 2.58 8 1.03 8
西尾 165,298 41,082 24.9 9 6,299 3.81 5 0.97 9
9市合計 1,528,155 284,413 18.6 61,595 4.03
愛知県計 7249626 2,871,602 39.6 189,658 2.62



 それでは、碧海5市においてはどうか。次の表の通り、碧海5市の中では、碧南市は、市民一人当たりの市債残高については、少ない方から3番目(23年3月末は2番目)、市民一人当たりの財政調整基金残高は多いほうから2番目(23年3月末は1番目)、財政力指数についても高い方から2番目(23年3月末は1番目)であり、順位を下げています。なお、碧海5市平均の市民一人当たりの市債残高14.3万円並まで、市債を借りることに同意が得られるなら、、碧南市は、(14.3万円−12.9万円)×72018人=10.1億円、あと約10億円借金する余裕があるという見方もできます。

平成24年4月31日現在、人口については、平成22年10月1日現在の国勢調査より

市名 人口 市債残高
(百万円)
市民一人当り
市債残高
(万円)
前項の
順位
財政調整
基金残高
(百万円)
市民一人当り
財政調整基金
残高(万円)
前項の
順位
財政力指数
(3年平均値)
前項の
順位
安城 178,691 19,775 11.1 1 4,113 2.3 5 1.23 2
刈谷 145,781 18,723 12.8 2 9,679 6.64 1 1.28 1
碧南 72,018 9,268 12.9 3 3,453 4.79 2 1.23 2
知立 68,398 15,271 22.3 4 1,941 2.84 3 1.06 4
高浜 44,027 9,909 22.5 5 1,138 2.58 4 1.03 5
5市合計 508,915 72,946 14.3 20,324 3.99




 次に、愛知県各市の正味借金について考察します。次表は、平成24年3月末現在の愛知県37市の市民一人当たりの正味借金残高(市債残高−各種基金残高)の一覧並びに少ない方からの順位です。碧南市は、5.9万円ということで、6位(23年3月末は4位)であり、ここでも順位を下げています。

平成24年3月31日現在、人口については、平成22年10月1日現在の国勢調査より

市名 人口 市債残高
(百万円)
各種基金残高
(万円)
市民一人当り
各種基金
残高(万円)
前項の
順位
市債残高−
各種基金残高
(百万円)
正味借金
市民一人当り
の前項金額
(万円)
前項の
順位
小牧 147,132 17,238 24,052 16.35 3 -6,814 -4.6 1
安城 178,691 19,775 22,255 12.45 5 -2,480 -1.4 2
みよし 60,098 13,182 13,839 23.03 1 -657 -1.1 3
刈谷 145,781 18,723 13,237 9.08 8 5,486 3.8 4
大府 85,249 9,478 5,269 6.18 17 4,209 4.9 5
碧南 72,018 9,268 5,008 6.95 14 4,260 5.9 6
豊田 421,487 89,623 48,243 11.45 6 41,380 9.8 7
東海 107,690 20,152 7,668 7.12 12 12,484 11.6 8
知多 84,768 14,693 4,682 5.52 19 10,011 11.8 9
あま 86,714 18,501 7,728 8.91 9 10,773 12.4 10
岡崎 372,357 67,580 20,322 5.46 20 47,258 12.7 11
愛西 64,978 21,283 12,402 19.09 2 8,881 13.7 12
知立 68,398 15,271 4,708 6.88 15 10,563 15.4 13
瀬戸 132,224 23,882 3,436 2.6 32 20,446 15.5 14
日進 84,237 16,005 2,830 3.36 26 13,175 15.6 15
豊明 69,745 12,695 1,417 2.03 35 11,278 16.2 16
半田 118,828 28,151 8,339 7.02 13 19,812 16.7 17
弥富 43,272 10,966 3,579 8.27 10 7,387 17.1 18
尾張旭 81,140 17,632 3,728 4.59 22 13,904 17.1 19
北名古屋 81,571 16,703 2,580 3.16 28 14,123 17.3 20
高浜 44,027 9,909 1,877 4.26 24 8,032 18.2 21
清須 65,757 17,153 4,882 7.42 11 12,271 18.7 22
江南 99,730 22,272 3,209 3.22 27 19,063 19.1 23
一宮 378,566 82,677 9,314 2.46 34 73,363 19.4 24
西尾 165,298 41,082 8,074 4.88 21 33,008 20 25
犬山 75,198 17,683 2,317 3.08 29 15,366 20.4 26
津島 65,258 15,395 1,955 3 30 13,440 20.6 27
岩倉 47,340 11,740 1,856 3.92 25 9,884 20.9 28
稲沢 136,442 38,040 8,141 5.97 18 29,899 21.9 29
春日井 305,569 81,265 7,733 2.53 33 73,532 24.1 30
豊橋 376,665 107,205 10,228 2.72 31 96,977 25.7 31
豊川 181,928 59,091 11,698 6.43 16 47,393 26.1 32
田原 64,119 27,134 9,396 14.65 4 17,738 27.7 33
蒲郡 82,249 29,924 3,743 4.55 23 26,181 31.8 34
新城 49,864 21,913 5,412 10.85 7 16,501 33.1 35
常滑 54,858 22,782 940 1.71 36 21,842 39.8 36
名古屋 2,263,894 1,710,682 37,880 1.67 37 1,672,802 73.9 37



 西三河9市の中では、碧南市の正味借金残高は、総額42.6億円、市民一人当たりの正味借金残高は、5.9万円であり、少ない方から4番目(23年3月末は3番目)であり、この点からも順位を下げています。正味借金残高についても、西三河9市平均の市民一人当たりの正味借金残高9.6万円並まで、市債を借りることに同意が得られるなら、碧南市は、(9.6万円−5.9万円)×72018人=26.6億円、あと約27億円借金する余裕があるという見方もできます。
 また、愛知県37市平均の市民一人当たりの市債残高34.2万円までには、碧南市は、(34.2万円−5.9万円)×72018人=203.8億円、約204億円借り入れを起こせる余裕があるということになります。

平成24年3月31日現在、人口については、平成22年10月1日現在の国勢調査より

市名 人口 市債残高
(百万円)
各種基金残高
(万円)
市民一人当り
各種基金
残高(万円)
前項の
順位
市債残高−
各種基金残高
(百万円)
正味借金
市民一人当り
の前項金額
(万円)
前項の
順位
安城 178,691 19,775 22,255 12 2 -2,480 -1 1
みよし 60,098 13,182 13,839 23 1 -657 -1 2
刈谷 145,781 18,723 13,237 9 4 5,486 4 3
碧南 72,018 9,268 5,008 7 5 4,260 6 4
豊田 421,487 89,623 48,243 11 3 41,380 10 5
岡崎 372,357 67,580 20,322 5 7 47,258 13 6
知立 68,398 15,271 4,708 7 6 10,563 15 7
高浜 44,027 9,909 1,877 4 9 8,032 18 8
西尾 165,298 41,082 8,074 5 8 33,008 20 9
西三河計 1,528,155 284,413 137,563 9 146,850 10
愛知県計 7,249,626 2,871,602 394,106 5 2,477,496 34



 それでは、碧海5市においてはどうか。次の表の通り、碧海5市の中では、碧南市は、市民一人当たりの正味借金残高は、少ない方から3番目(23年3月末は2番目)であり、これも順位を下げています。また、碧海5市平均の市民一人当たりの正味借金残高5.1万円であり、碧南市は、(5.9万円−5.1万円)×72018人=5.7億円、約6億円借金し過ぎていることになります。

平成24年3月31日現在、人口については、平成22年10月1日現在の国勢調査より

市名 人口 市債残高
(百万円)
各種基金残高
(万円)
市民一人当り
各種基金
残高(万円)
前項の
順位
市債残高−
各種基金残高
(百万円)
正味借金
市民一人当り
の前項金額
(万円)
前項の
順位
安城 178,691 19,775 22,255 12.45 1 -2,480 -1.4 1
刈谷 145,781 18,723 13,237 9.08 2 5,486 3.8 2
碧南 72,018 9,268 5,008 6.95 3 4,260 5.9 3
知立 68,398 15,271 4,708 6.88 4 10,563 15.4 4
高浜 44,027 9,909 1,877 4.26 5 8,032 18.2 5
碧海5市計 508,915 72,946 47,085 9.25 25,861 5.1



 以上、様々な観点から、碧南市の財政状況を考察してきましたが、平成24年3月末の時点で、各種指標の順位は下げており、愛知県や西三河9市平均との比較ではまだ余裕はありますが、碧海5市のなかでは、ほとんど余裕がない状況になりつつあることが分かります。

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