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碧南市

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市長のC・Sメッセージ

平成23年12月1日 碧南市の特徴、強いところ

 市民の皆様、寒さ増す日々であります。風邪などひかないよう、ご自愛下さい。

 平成23年11月2日(水)に、ポートメッセ名古屋で開催された「第8回交通安全高齢者自転車愛知県大会」(主催:愛知県交通安全協会)において、総勢48チームの中で、碧南市大浜上の高齢者クラブの皆さんが見事、団体初優勝を果たしました。今年7月21日に開催された「第46回交通安全子ども自転車愛知県大会」(主催:愛知県交通安全協会)においても参加24チーム中、西端小学校が優勝していますので、高齢者・子ども両世代でのダブル優勝です。選手の皆様並びに関係者のご努力に対して心よりの感謝申し上げます。

 今月のテーマは、「碧南市の特徴、強いところ」です。物事をより効果的に行う場合、まず、自分の特徴や強いところを十分に認識する必要があります。孫子の兵法に「彼を知り己を知れば百戦あやうからず」(敵と味方の情勢を知り、その優劣・長短を把握していれば、何度戦っても負けることがないという意味)と有ります。現在は、戦争をすることはありませんが、他市と競争することはあります。

限られた財源をより有効に使用し、他市と比較して、市民の満足感をより高いものにするためには、「碧南市の特徴、強いところ」の現状を正確に把握しておくことが必要です。

 以下が、私が考えている「碧南市の特徴、強いところ」です。これらを十分に生かしてこれからの碧南市をより魅力的なものにしようと思っています。

○重点港湾衣浦港を持っている
 衣浦港は、1957年に重要港湾に指定されました。重要港湾に指定されている港は、2009年1月現在で、126港。2006年度における港湾別の取扱貨物量ベスト10は、1位 名古屋港 2億400万t、2位 千葉港 1億6700万t、3位 横浜港 1億3800万t 、4位 水島港(岡山県倉敷市) 1億300万t、5位 川崎港 9100万t、6位 東京港 7500万t、7位 神戸港 6800万t、8位 北九州港 6700万t、9位 木更津港 6500万t 10位 堺泉北港 6300万tである。三河港は、3100万tで22位、衣浦港は、2400万tで29位であった。
 衣浦港は、2010年8月、国の直轄事業を行うことができる全国43の重点港湾の一つに指定されました。
 この港は、うち海にあるなど、地理的条件等によって津波等が防がれ、水位もそんなに高くならず、災害にも大変強い港であるともいえます。標高3、4mにある千年以上前からあるお寺や神社に津波による被害の記録や言い伝えがないということが、なによりの証拠であるともいえます。

○財政状況が健全である
 平成21年末の碧南市の市民一人当たりの一般会計市債(借入金)残高は、13万6,000円であり、少ない方から愛知県下4位、市民一人当たりの財政調整基金(どんな用途にも使える貯金)残高は、11万7,000円で多い方から愛知県下2位でした。また、
人口に対する税収の高さを示す財政力指数は毎年全国トップクラスであるが、2005年度は1.72で、全国1位であった。

○工業、農業、漁業がそれぞれ盛んである
 碧南市の工業は、窯業、醸造業、鋳物業などの伝統的産業と、自動車関連産業や衣浦臨海工業地帯の近代的産業とが調和のとれた形で都市型工業を形成しています。2007年度工業統計調査結果速報によると、市内に従業者4人以上の事業所は442。製造品の出荷額が9,691億円、県下では第15位でした。
2006年の碧南市の耕地10a(1反)当たりの生産農業所得は、27万円であり、愛知県内では、3番目、1番目は、田原市で41万円、2番目は、蒲郡市で31万円、4番目は、東海市で21万円でした。全国で17番目でした。(「全国都市年鑑」平成20年度版より)注:生産農業所得とは、農業総産出額から物的経費(減価償却費及び間接税を含む。)を控除し、経常補助金等を加算した農業純生産(付加価値額)です。ちなみに、西三河8市では、西尾市14万円、安城市11万円、岡崎市8万円、高浜市7万円、刈谷市6万円、豊田市5万円、知立市4万円でした。農業算出額で、毎年ニンジンとタマネギが県下で第1位、イチジクが第2位。2007年度の農協出荷量は、ニンジン1万883t(愛知県産の70%〜80%)、タマネギ1万421t(愛知県産の40%〜50%)。
 碧南市の漁業は、県内2007年度ベースでコノシロ、アジ、イワシ類が第1位、これらの魚種はいずれも愛知県全体の50%以上の漁獲量。また、サバ、イカナゴ、シラスについても県下第2位、金額ベースで全体で約15億円の水揚げ。碧南市5,086t 県下5位(1位 南知多町 2位 一色町 3位 田原市 4位常滑市)

○交通事故、犯罪、火災の発生率が大変低い
愛知県の平成22年の人身事故件数は、51,161件で1,000人当たりの発生件数は7.1件(21年は、6.9件)、碧南市の平成22年の人身事故件数は、306件で1,000人当たりの発生件数は4.3件(21年は4.6件)、碧南市の人身事故発生率は、愛知県の60.6%(21年66.7%)、5分の3(21年は3分の2)であり、6%ほど減少しました。
 愛知県の平成22年の刑法犯発生認知件数は、128,174件で1,000人当たりの発生認知件数は17.3件(21年は19.7件)、一方、碧南市の平成22年の刑法犯発生認知件数は、827件で1,000人当たりの発生認知件数は11.5件(21年は13.1件)、碧南市の犯罪発生率は、愛知県の66.5%(21年も66.5%)、3分の2です。これは、愛知県37市中32番目(21年は35市中31番目)でした。
  平成22年の火災発生の速報値によりますと、全国の出火件数は51,139件で人口1万人当たり4.1件、愛知県は3,197件で人口1万人当たり4.3件、碧南市の場合は、21件で、人口1万人当たりは2.9件であり、愛知県の火災発生率の67.4%、3分の2です。件数では、平成21年より7件の減となっており、愛知県下の平均に比べて大変少ない状態であります。

○学校におけるいじめ、校内暴力、不登校の発生率が大変低い
現在、碧南市では、生徒指導上特別な注意が必要な生徒に対し、生徒指導対応非常勤講師を各中学校1名づつ計5名を配置、発達障害的な児童をサポートするために小学校24名、中学校1名、計25名のスクールアシスタントを配置、いじめ問題や不登校問題の未然防止や早期解決をはかるために教員を目指す大学生等をハートフレンドとして約20名、小中学校に派遣、各小学校に1名づつ、中学校全体で1名、計8名の図書館司書の配置、小学校の国語、算数で少人数指導授業ができるように非常勤講師を計8名配置、等、碧南市独自の施策を行い、大きな成果をあげています。
碧南市内での不登校児童生徒数の割合は、小学校、中学校いずれも西三河、愛知県、国と比較して大変低いことが分かります。2〜3年間の平均値で比較してみても、碧南市小学校の不登校児童率は0.26%で、西三河0.31%の84%、愛知県0.38%の68%、国0.32%の81%、碧南市中学校の不登校生徒率は2.25%で、西三河2.81の80%、愛知県2.97%の76%、国2.80%の80%です。
いじめの発生状況も、すこぶる少ない認知率(児童生徒1,000人に対しての発生率)となっています。次の2表が認知件数と認知率の状況を示す表です。3年間の平均の認知率で、碧南市小学校は0.17%で、西三河2.41%の7%、愛知県1.07%の16%です。碧南市中学校は0.47%で、西三河2.59%の18%、愛知県1.79%の26%です。
碧南市の人口は、愛知県全体の人口の約100分の1ですので、暴力行為についても100分の1程度、すなわち年間8〜11件程度発生しても普通ということになります。しかし、年間1〜2件の発生であります。

○家庭生活が安定的である
 厚生労働省の作成した市町村別合計特殊出生率によると、碧南市は1.65で、愛知県35市の中で4番目に高いということになります。愛知県全体では1.39、国全体では1.31です。これは、国勢調査の年である平成17年を中心とした平成15年〜平成19年のデータを取りまとめて作成したものです。
 次に、碧南市の未婚率は低い。これは、より安定的な生活を送っている市民が多いといえると思います。
 2005年の国勢調査によれば、碧南市の各年代層における未婚率は、男性の場合、20〜24歳90.4%、25〜29歳68.1%(全国平均は71.4%)、30〜34歳46.2%(全国平均は47.1%)、35〜39歳31.0%、40〜44歳22.9%、45〜49歳16.9%、女性の場合、20〜24歳81.7%、25〜29歳46.5%(全国平均は59.0%)、30〜34歳20.4%(全国平均は32.0%)、35〜39歳12.0%、40〜44歳7.6%、45〜49歳5.2%でした。
 さらに、碧南市の離婚率は低い。このことも、碧南市民の家庭生活は安定的である証明です。離婚件数の結婚件数に対する割合は、平成20年の場合、全国平均が34.6%、碧南市が25.9%で、碧南市が8.7%も低い状態となっています。

○日本のほぼ中央に位置している

○気候が温暖である

○市民の気質は穏やかである

○町内会組織がしっかりしている
 人口はあまり増えていませんが、その分、各地域での市民同士のつながりはっしっかりしています。燃えないゴミの分別収集を各町内会にお願いして、実施できる自治体は、人口7万人ぐらいの都市では、珍しいことだといえます。

○市域がコンパクトにまとまっており、各事業の効率がよい
 市域は、東西8km、南北12km、総面積約36平方km、最高標高10m程度であり、土地としては、大変使いやすいといえます。

○市域の区画がはっきりしており、効率のよい投資ができる
 碧南市は、西側が工業団地、南と東が優良農地、真ん中が市街地となっており、それぞれの特徴を生かして、集中投資ができます。

○人口の割には体育施設や地域施設、文化施設が多い
 臨海体育館、東部プラザ、南部プラザ、農業者コミュニティセンター、新川勤労者体育館、ららくるにしばた、29箇所の区民館、6箇所の公民館等、多くの施設があります。これらに加え、多くのグラウンド、臨海ドーム、文化会館、藤井達吉現代美術館、哲学体験村無我苑、芸術文化ホール等、市民が借りて使える施設があります。小中学校の体育館やグラウンドも市民に開放されています。そんなこともあり、碧南市では、各種スポーツ、踊り、唄、三味線、民謡等、大変盛んです。
 特に野球ができるグラウンドの数が多いことや各施設に配置されている卓球台の数が多いことについては、よく話題に上ります。

○特色ある施設を多く持っている
 1.哲学たいけん村無我苑
 1992年オープン。「心の健康と精神文化の醸成の場」を基本テーマとしています。哲学をテーマとする施設は、大変珍しく、全国約1700ある市町村の中では、当施設と石川県かほく市にある石川県西田幾多郎記念哲学館の2つしかないとのことです。建設費用は12億円。
 無我苑の利用状況は、平成21年度、開苑日数307日のうち、和室1の利用は253日、和室2は258日とともに80%を超える利用率、市民茶室は、96日と31%の利用率。また、瞑想回廊の入場者数は日中夜間合わせて12,943人で前年度比6%増。呈茶についても13,092服で前年度比11.4%増。
2.芸術文化ホール
1993年オープン。当施設にある室内楽専用ホール「エメラルドホール」は東京にあるサントリーホールに匹敵する素晴らしい音響設備を持っています。当施設と隣接する図書館の建設費用は75億円。
3.あおいパーク
1998年オープン。全国的には野菜の産直施設や道の駅等は大変多くありますが、農地の中にあり、しかも周りの農地で収穫体験のできるあおいパークのような施設はそんなにありません。最近は特に、愛知県内外の保育園、幼稚園、小学校等の児童生徒が、農産物の収穫体験にたくさん訪れております。
2008年度のあおいパークの入館者数は117万人であり、東海3県中15位であった。主な施設の入館者数は、ナガシマリゾート1235万人、中部国際空港セントレア741万人、ナゴヤドーム401万人、ラグーナ蒲郡260万人、東山動植物園220万人、JAあぐりタウン「げんきの郷」202万人、鈴鹿サーキット191万人、名古屋港水族館191万人、志摩スペイン村163万人、蒲郡オレンジパーク110万人、鳥羽水族館103万人でした。
 4.海浜水族館
 1982年オープン。西三河で水族館があるのは碧南市だけです。展示生物は、開館当時250種、約3,000点。現在では、350種、約4,000点。
 5.油ケ淵水辺公園
愛知県唯一の天然湖沼を中心とした公園。2005年に都市計画決定(碧南市側45ha、安城市側31ha)。内、第1期整備ということで、36ha(碧南市側15ha、安城市側21ha)を2007年度から10年間での完了を目指して、事業着手しています。
6.日本モーターボート選手会常設訓練所
油ヶ淵にあり、フライング等でペナルティを受けた選手達が2泊3日の日程で当施設で研修を受けることが義務付けられています。研修は月に2回程度実施されています。ここでは、毎年、ラジコンボートの全国大会とソーラーボート等の全国大会が開催されています。

○ビックネームとの関わりを多くもっている
 徳川家康(称名寺、伊賀越え)、織田信長(大浜が初陣の地)、徳川秀忠、日光東照宮、源義朝、三島由紀夫、永井荷風、野村万作、高見順、永田徳本(以上、大浜出身の7万2000石の大名永井直勝との関係)、ダスキン、ミスタードーナッツ(以上、大浜出身の鈴木清一が創業者)、聖徳太子(棚尾の妙福寺の毘沙門天の作者)、空海(鷲塚の遍照院の三面大黒天の作者)、蓮如(西端応仁寺)、岩倉具視(平七出身の山中信天翁との関係)、梅原猛(無我苑名誉村長)、アンコールワット遺跡(修復に新川西山出身の服部長七作の人造石が使われている)、野口英世(鷲塚の医師近藤担平の娘婿が2回目の手の手術を担当した)、明治用水(新川鶴ケ崎出身の岡本兵松が事業を完成させた)、等、国民だれもが知っているような人物、事物との関係を多く持っています。

○全国的知名度の高い企業が多く立地している
 碧南市の臨海工業地帯には、トヨタ自動車、中部電力、日本金属工業、豊田自動織機、アイシン精機、伊藤忠製糖、昭和シェル石油、日本コンスターチ、マツダ等、多くの人が知っている企業が立地しています。

○人材が豊富に存在する
 碧南市には、自動車関連企業をはじめ、多種多様の企業が立地していることもあり、それらの退職者の方々が、各地区に住んでおり、住民主体の各種イベントや事業を行える人材が豊富に存在しています。碧南市少年少女発明クラブが全国レベルの活躍をしていますが、これも企業・公務員OB等が指導員として積極的に支援している成果だと思います。

○企業の倒産が比較的少ない
 中世より、港町として栄えてきており、富の蓄積が多いせいか、企業倒産が少ないです。人口の割には金融機関もたくさんあります。地域的には、不況に強いといえそうです。

○大きな規模の都市ホテルが立地している
 人口が7万人強しかないのに、13階建て客室160室を備える衣浦グランドホテル(1992年11月オープン)があります。

○瓦の産地である
 碧南市、高浜市、半田市で製造されている三州瓦の全国シェアは60〜70%です。

○鋳物の産地である
 碧南市、西尾市で製造している鋳物の全国シェアは40%です。

○味醂と白醤油醸造については、全国有数の産地であるといわれている。

○矢作川上流の森林等からの恵みを十分に受けているので、魚や野菜が大変おいしい。

○物価が安い
 最近は、人口の割りには、大型のスーパーやドラッグストアが多く立地し、厳しい競争をしているので、他市と比較しても物価は安い方だといえます。また、農業、漁業も盛んなところなので、市民の皆様も、いろんなルートで魚や野菜を入手でき、そういった点からも、碧南市トータルの物価は安いといえそうです。

○名古屋等の人口密集地(都心)からの距離が比較的遠い
 人口密集地に専門学校、大学、大きな会社の本社等がある場合が多いので、名古屋から40kmの地点にある碧南市は、不便ともいえます。しかし、自然が近くにあったり、静かであったり、犯罪が少なかったりと良い点も多いと考えるしかないようです。

○商業上の立地には不利な点もある
 碧南市の場合、西側と南は海、東側は矢作川ということで、三方を海や川に囲まれ、商業立地上は大変不利な地形となっており、今までは、賑わいという点では、大変地味な感じの市でありました。しかし、衣浦海底トンネルや衣浦大橋の4車線化や西尾に通ずる橋や道の整備によって、最近は随分、いろんな商業施設ができてきました。今後とも、商業的にも大いに賑わうよういろんな取り組みをしていく必要があります。

 

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