碧南市水道事業について

T 水道事業の沿革
1.創設
本市の大部分は洪積層地帯に属しているため、地下水の湧出率はきわめて悪く、その上、衣浦湾に面した低地のため、海水の影響を受けるのはもちろん、雨水や汚水の排出等も緩慢になり、それらが地下に浸透して井戸水を汚染するなどの要因をなしていた。
さらには、昭和28年の13号台風により海水の浸入等もあって、水質は悪化する一方となり、市民の飲料に適する井戸水は、全体の36%程度までに落ち込み、全市民より水道敷設の早期実現が熱望されるところとなった。
こうした状況を背景に、昭和31年第1回碧南市議会臨時会において、「碧南市上水道新設事業について」の議案が議決され、昭和31年7月には、水源を矢作川堤内地の伏流水に求め、昭和45年を目標年次とし、給水人口32,500人、日最大取水量6,000立方メートルとする上水道布設計画が国より認可され、工事に着手し、昭和33年2月に鷲塚地区および棚尾地区の一部が供用開始され、昭和34年3月には、新川地区、大浜地区も供用開始された。
2.第1次拡張
昭和34年9月の伊勢湾台風は、全市の海岸堤防を寸断した。
特に、前浜新田ならびに碧南干拓は、浸水実に1か月半余、既設の簡易水道は、すべてその機能を失い、日常生活はもとより保健衛生上、まことに憂慮すべき状態となり、当該地域を給水区域とするため、昭和35年3月から給水拡張の工事が行われた。
3.第2次拡張
矢作川の砂利採取等で河床の低下は、水位の低下と、それにともなう取水量の著しい減少をきたした。
特に、渇水期における取水量は、1日当り4,000立方メートルが限度となり、さく井、二井を新設、第二、第三水源とし、当初の計画6,000立方メートルの日量を確保するための、水源拡張工事が、昭和39年から昭和41年にかけて行われた。
4.第3次拡張
市勢の発展と工業の近代化及び生活水準の向上と人口増加による水量不足が起こり、昭和39年の12月より拡張工事が行われた。
そうして、大字西端地域を給水区域とし、計画給水人口60,000人、1日当り給水能力18,000立方メートルとなった。
5.第3次第期変更
既設水源(集水埋渠および深井戸)の水質が急速に悪化し、多量の鉄分・マンガン等が検出され、管末では、赤褐色の水道水がでるようになった。
また、毎月の定期水質検査の際にも飲料不適の結果がでたため、昭和40年9月より浄水施設を設置する工事が行われた。
6.第3次第2期変更
衣浦臨海工業地帯の造成発展に伴う産業の開発伸長と人口増が予想され、計画給水人口を104,400人、計画1日最大給水量を41,800立方メートルに計画変更した。
その内訳は県営用水供給事業から32,800立方メートル、自己水は9,000立方メートルの計画であった。
これに基づき矢作川の河床に取水施設を設け、急速ろ過方式による浄水場を建設し、昭和45年8月から給水を開始した。

7.矢作川伏流水に関する水利権

昭和39年11月に「矢作川流水引用について」を、矢作川土地改良連合へ承諾書を申請し事前協議を開始する。昭和42年11月に、「碧南市上水道取水に係る水利権について」を愛知県知事に依頼し、昭和42年12月に回答を得る。
昭和42年12月に、関係団体の事前協議を済ませた後に同意を得、「矢作川水系矢作川における水利用に関する河川法第23条、第24条及び第26条の許可」申請書を建設省へ提出し、昭和43年2月に建設大臣より許可(暫定水利権の許可)される。許可期限は昭和48年3月31日までで、県水を全量受水の際には水利権は失効するという条件付であった。その後、県水の受水が予定より遅延したので、「矢作川水系矢作川における水利用に関する河川法第23条、第24条及び第26条の許可」を再度申請。許可期限は、昭和52年3月31日までであった。
8.愛知県水道用水供給事業からの受水

昭和49年6月1日より愛知県水道用水供給事業幸田浄水場から一部受水を開始した。
昭和52年4月1日より碧南市上水道浄水場を休止し、愛知県水道用水供給事業幸田浄水場からの県水100%受水に切替えられた。
昭和59年7月23日より愛知県水道用水供給事業豊田浄水場からも受水を開始し、幸田浄水場及び豊田浄水場系統の2系統から受水できるようになった。


9.第2配水場配水池増設事業

平成10年度に地震等災害時における飲料水確保のため、第2配水場に配水池増設事業を計画した。
平成11年6月18日より第1期工事として、配水池(貯水量5,000m3×2池)と操作室 を含む管理棟の建設事業に着手、翌平成12年12月に完成した。
平成14年4月26日より第2期工事として、電気・計装設備と配水ポンプ設備に着手し翌年15年3月に完成した。
平成15年7月1日より第3期工事として、災害時給水広場築造工事に着手し平成16年1月27日に完成した。
これで既設配水池と合わせ貯水量が21,000立方メートルとなり、震災時における17日分の飲料水を確保できるようになった。また渇水等非常時における給水制限を最小限にとどめることにもなり、市民の生活基盤の安定に寄与できる。


10.給水50周年記念事業

平成20年度に給水50周年を記念し、水道事業のしくみ等を記載した「水道のしおり」を作成するとともに、大規模な災害に備え「非常用飲料水袋」を全戸配布した。

11.碧南市水道ビジョンの作成

水道事業を取り巻く環境として「老朽化に伴う施設の更新」「災害に強い耐震管路への更新」「施設・管路の維持管理」「サービス水準の向上」等、将来にわたり継承し続ければならないライフラインとして、クリアしていかなければならない課題は多い。そこでこのような環境を総合的に分析した上で、経営方針を策定し、それを実行していくための「碧南市水道ビジョン」を平成21年度に作成した。
12.沿革年報
沿     革  ( 事 業 内 容 )
昭和31年  1月18日 碧南市議会臨時会において「碧南市上水道新設事業について」議決される

7月14日 上水道布設認可 
 計画給水人口   32,500人
 日最大給水量   6,000m3/日
昭和32年  3月17日 起工式
 
 5月21日 碧南市水道事業給水条例制定
  12月27日 通水式
昭和33年  2月21日 一部供用開始(鷲塚・棚尾地区)
昭和34年 2月 7日 配水場竣工式(旭町地内)
昭和35年 3月14日 第1次拡張認可
 前浜新田・碧南干拓給水区域編入
昭和37年 4月 1日 地方公営企業法財務適用
昭和39年 3月27日 第2次拡張認可
 第2・第3水源増設(取水量各1,000m3/日  合計6,000m3/日)
 ※矢作川河床低下による、能力減少分取水
   11月16日  矢作川流水引用について、矢作川土地改良区連合等と水利権について協議を開始。

12月21日 第3次拡張認可
 西端地区給水区域編入
 第4水源増設
 計画給水人口   60,000人
 日最大給水量   18,000m3/日
昭和40年 9月28日 第3次拡張第1期変更
 鉄、マンガン検出により浄水施設設置
昭和41年 4月 1日 地方公営企業法全部適用
昭和42年  12月5日 矢作川水系矢作川における水利用に関する河川法第23条、第24条及び第26条の許可(水利権の許可)を申請 
昭和43年 2月20日 矢作川水利権許可(暫定水利権)
 毎秒0.15i以内

8月24日 第3次拡張第2期変更
 碧南市上水道施設浄水場(急速ろ過方式)建設着手
 計画給水人口   104,400人
 日最大給水量   41,800i/日 
昭和47年 4月28日 第2配水場建設着手

11月11日 給水区域拡大認可
 川口町地先・大浜地先・新川地先編入
昭和49年 6月 1日 愛知県水道用水供給事業幸田浄水場より一部受水開始
昭和50年 4月 7日 矢作川水利権許可(暫定水利権許可期限の延伸)
昭和52年 4月 1日 碧南市上水道浄水場休止
愛知県水道用水供給事業幸田浄水場より100%受水開始
昭和59年 7月23日 愛知県水道用水供給事業豊田浄水場より受水開始
碧南第1供給点(幸田浄水場)と碧南第2供給点(豊田浄水場)からの2系統受水
平成11年 6月18日 第2配水場配水池増設事業 第1期工事
  bR・bS配水池と管理棟着手
平成12年 12月15日 第2配水場配水池増設事業 第1期工事
  bR・bS配水池と管理棟竣工
平成13年 1月15日 第2配水場 bR・bS配水池供用開始
平成14年 4月26日 第2配水場配水池増設事業 第2期工事
 配水ポンプ設備と電気・計装設備着手
平成15年 3月 4日 第2配水場配水池増設事業 第2期工事
 配水ポンプ設備と電気・計装設備竣工

7月 1日 第2配水場配水池増設事業 第3期工事
 災害時給水広場築造工事着手
平成16年 1月27日 第2配水場配水池増設事業 第3期工事
 災害時給水広場築造工事竣工
平成20年 9月 1日 給水50周年記念事業 
平成21年 12月11日 碧南市水道ビジョンの作成 
U 機 構 ・ 職 員

    1.組織図


    2.職員

    (1) 課別職員の現況 (単位:人)                                         

    職名

 区分
部長 課長(所長) 課長
補佐
係長 主査 主事 技師 給水
工手
合計
開 発 水 道 部 (1)






(1)
水  道  課
1 2 1(1) 3 1 2 1 11(1)
配水管理事務所
(1)
(1)

2
2(2)
合   計 (1) 1(1) 2 1(2) 3 1 4 1 13(4)
 (  )は併任及び兼務の職員で職員数には含めない。



   (2) 勘定別職員構成 (単位:人)

    種別

 区分
行政職員 技能職員 合  計
行政職員 技能職員
損益勘定職員 8 8 1 1 9
資本勘定職員 4 4

4
合   計 13 13 1 1 13
併任及び兼務の職員を除く。


矢作ダム給水区域図 碧南市水道施設位置図

碧南の水道平成28年度版(年報)PDFファイル

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